2008年12月13日

ネオ・トロピカリア@MOT

aad6a4b8.きょうもアートのハシゴ。深川の『こうかいぼう』でらーめんを食したあと、きょうの第一目的地である『MOT(東京現代美術館)』へ。まずは、「ネオ・トロピカリア ブラジルの創造力」(会期は10月22日〜09年1月12日/一般1200円)を鑑賞した。

1960年代以降、エリオ・オイチシカなどが中心となったアートムーヴメントである“トロピカリア”(音楽においてはカエターノ・ヴェローゾやジルベルト・ ジルが牽引)。本展示は、「オイチシカをはじめ、90年代後半から現れた新世代を含む、27組のアーティスト・クリエイーターの作品を通じて、ブラジルの想像力を紹介」(展示は、企画展示室3階→1階→アトリウムの順。1階では、「カラーハンティングブラジル」と題し、藤原大+イッセーミヤケクリエイティブルーム&Campana Brothers の展示があった)。

27組には、ブラジル人はもちろん、他国出身でブラジルに在住するアーティスト、日系人(10月に観た「ジャパン・ブラジル・クリエイティブ・アート・セッション」(川崎市市民ミュージアム )でも紹介されていたトミエ・オオタケ。その息子で、ブラジル大使館の建物を設計したルイ・オオタケ。ファッションデザイナーと活躍しているジュン・ナカオなど)が含まれる。

どれも見応えがあったんだけど、その中でも特に印象に残ったアーティストの作品を取り上げてみる。


エルネスト・ネト「(リヴァイアザン・トト 指より)リキッド・フィンガー・タッチ 」(2008年)
04年に近美で開催された「ブラジル ボディ・ノスタルジア」展以来、あちこちで観ているエルネスト・ネトの今回の作品は、吹き抜けのアトリウムの天井から吊るされた大型インスタレーション。床に置かれたクッション?に寝そべりながら上を見上げるとシンメトリーとなっていることが分かる。

リジア・パペ『Treia I.C』 (2002/2008年)
暗室状に区切られた展示室の中央に板2枚を置き、この板と天井を金糸で斜めに結んで方柱に形作り、この2つの方柱をクロスさせている。これにライティングが施され、観る角度によって、表情が変わる(糸が見えない部分もある)。 一見シンプルに見えるが計算された作品で奥深い。

リヴァーニ・ノイエンシュヴァンダー
野菜や菓子(ウェハース)を建築物のように拵え、マクロ写真でとらえた組み写真の「作業場/会話と構築」とヴィデオ・インスタレーション3作品。私は「作業場/会話と構築」と、ヴィデオ・インスタレーションのうちの作品で、アリが様々な色の丸い紙?を運ぶ姿をとらえた「灰色の水曜日/エピローグ」(2006年) が印象に残った。


今年来日公演を果たしたフェルナンダ・タカイ(曲は「How Insensitive」)がフューチャーされたロナウド・フラガの『愚かさ』(2008年)や、 エリオ・オイチシカの『パランゴレ』のコーナーの映像でのカエタ−ノ・ヴェローゾの姿など、ブラジル音楽フリークの人にもオススメの展示である。


鑑賞時間:60分


参考サイト
・「One Step to Exhbition 」『文化庁メディア芸術プラザ 』(文化庁)

jangada25 at 23:56 │Comments(0)この記事をクリップ!鑑)アート 

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